5cantano

嵐の魅力を前に言葉を失いがち。

おやすみなさい。

6/11、23:50頃。

我が家の大切な大切な愛猫が天国へ旅立ちました。

ずっと一緒にいたおじいにゃんこ。20歳でした。

 

悲しくて寂しくて、気持ちの整理がつきません。

でも人に話したところで返答しづらい内容だと思うので

話しづらくて。でもどこかで吐き出さないと昇華できなくて。

だから一方的に話すことが許されるこの場所に記します。

ここは日記も兼ねているような場所なので。お許しください。

そっとスルーしてくださって大丈夫です。

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私はその日はお仕事で、何も知らなくて。

帰ってきて「たった今。あと5分早ければ……」そう言われて

すぐに2階の寝床に向かって。

 

いつもみたいに寝ているようで、でも息をしてなくて。

まだちょっとあったかくて。でも撫でても起きてくれなくて。

いつもみたいに頭を撫でながらボロボロ泣いて。

間に合わなかったことがすごくすごく悲しかった。

絶対私のことを呼んだはずなのに。絶対。

頭を撫でてあげたかった。彼の目に写りたかった。

最後にお話もしたかった。あの鳴き声を聞きたかった。

大好きな大好きな猫との別れはあまりにあっけなくて。

まだおととい買ってきたご飯が残ってるのに。

誰が食べるの。あのご飯どうするのって。

まだ明日も生きてくれていると思ってたから。悲しくて。

最後は寂しくなかったのかな。つらくなかったのかな。

私たちはきっとしあわせな猫にしてあげられたと思ってるけど

実際はどうだったかな?しあわせだったかな?

老いてきてよぼよぼになってきて、ちょっと介護が必要になって、

時々めんどくさくなってないがしろにしてしまう日もあって。

「今疲れてるからごめん」って目の前でドアを閉めたときとか

どんな気持ちだったんだろう。ごめんね。ごめん。冷たくしてごめん。

嫌になったとかそんなんじゃないんだよ。大好きなんだよ。

でもあのときは優しくできなくてごめん。

妹もそれのことでずっと泣いてた。後悔してるって。

それでも私たちの愛情は伝わっていたかな。大好きなんだよ。

身勝手でごめんね。

 

君の鳴き声が聞こえない家が、こんなにも静かだなんて。

小さく細い体のどこからそんな大きな声が出るんだってくらい

よく鳴く自己主張の強い君との意思疎通は簡単で。

みんなが寝静まった夜中に帰ってきた私のところに

「おかえり~ご飯~」って起きてくれる子がもういなくて。

その鳴き声にまるで普通に会話をしてるかのように

返事をしてお話するのが大好きだったのに。

誰ともお話できないまま眠らなくちゃいけなくなるんだよ。

だっこするとすごくおさまりがよくて

身を預けてくれてしあわせそうに眼を細めて。

時々ベロをしまい忘れちゃうとぼけた顔も忘れられないし

庭で日向ぼっこをしてしあわせそうに伸びてる姿も忘れられない。

染みついた習慣はそう簡単には離れなくて

無意識にやったことに対して「あぁ、もうこれもやらなくていいんだ」って

その度に寂しくなる。まだまだ君がいない生活に慣れない。

ずっと一緒にいたのに。こんなに突然生活から消えてしまうものなんだなぁ。

ぽっかりあいた君の存在を埋めるものなんて当然なくて

三毛にゃんこだって昨日は君のことを探し続けてたみたいだし

あの子あんたのこと誰よりも大好きだったから。大丈夫かな。心配だよ。

あの灰色のもふもふが、力強い目が、鳴き声が、恋しくて仕方がない。

悲しい。寂しい。会いたい。会いたいんだよ。

いつまでも悲しんでたら駄目だよなって思ってはいるんだけど

どうにも悲しくて。多分最後を看取れなかったことがひっかかってて。

大好きで大好きで大切な家族だったのに。

最後にそばにいてあげられなかった。ずっと一緒にいたのに。

どうしてあの日に限って残業になっちゃったんだろう。

それさえなければ間に合ったのに。

 

まだ全然立ち直れそうにない。

普通に生活はできるんだけど笑えるんだけどぽっかりしてる。

三毛にゃんこが一人で寝てるのをみるだけで寂しくなる。

朝も、夜も、ずっと静か。鳴き声が聞こえない。

日向ぼっこしてる君の姿を見ながら

朝食を食べるのが大好きだったのにもういない。

どのご飯なら喜んで食べてくれるかなって

スーパーのペット用品売り場で考える時間ももう必要ない。

夜中に出迎えてくれる子もいないしお話もできない。

こんな生活にもいつか慣れてしまうんだろうか。

慣れてしまうことも怖い。

この寂しさを忘れてしまったら、なんだかそれも寂しい。

でもどうしても薄れていってしまうことなんだろうな。

それが悪いことなのか、寂しいことなのか、いいことなのか

まだわからないけど。でもそれは忘れたことじゃないはず。

忘れるわけないし。忘れられるわけがないし。

ずっとずっと、家族みんなの心の中にいるよ。日向ぼっこしてる。

おうちに写真も飾ろうねって言ってるんだ。

私の布団に入ってきて腕枕でしあわせそうに寝てる写真が

今のところ私の第一候補です。

でも他のみんなもお気に入りの一枚があるらしいから激戦だよ。

しあわせそうに眠ってる君の寝姿が大好き。

三毛にゃんこもいつかはそうやって寝てくれるようになるかなぁ。

1年かけて色々教えてくれたんだか勝手に覚えたんだか、

同じように主張の強いにゃんこに育っちゃって。おもしろい。

 

今はまだ悲しくて寂しくて落ち込んでいるけど、

そのうちきちんと前を向くから

まだ君の姿を探してしまう私をそっと見守っててください。

ずっとずーっとそばで見ててくれたんだから

これからも見守り続けることなんて容易いでしょ!

私たち家族のところに来てくれてありがとう。

私たち家族を選んでくれてありがとう。

私たちが癒されてほかほかしあわせをもらってたように

君もふとしたときにしあわせを噛みしめてくれてたらいいな。

たくさんの思い出をありがとう。大好きです。

またいつか、会う日まで。おやすみなさい。

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